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2024.03.04

京都観世会三月例会にて渡文制作の能装束が着用されます

京都観世会三月例会において
渡文の伝統工芸士が復原した能装束2領が着用されます。

シテ方片山九郎右衛門「碁」の演目で
パンプレットの左側が「淡黄地菊松皮菱文様唐織」
右側が「紅白段替松皮菱菊酢漿文様唐織」
それぞれ渡文の織り手2名が制作したものです。


公演日時:令和6年3月24日(日) 午前11時開演
主催:京都観世会
会場:京都観世会館〒606-8344京都市左京区岡崎円勝寺町44(東山仁王門東入)
詳しくは http://www.kyoto-kanze.jp


渡文では、観世流9世片山九郎右衛門当主の依頼により、昭和57年から片山家所蔵の江戸中期(250~300年前)の能装束を復原する事業を行っています。現在の能舞台での着用を前提としながら、当時の色艶や風合いを再現しています。西陣の染織技術を総動員して完成した復原装束は、当時の趣を十分に伝えるだけでなく、片山氏に「使いやすさを体で実感する」と言っていただけたように「用の美」を実現したものとなっています。